2024.9.8
加藤学園暁秀初等学校（かとうがくえんぎょうしゅうしょとうがっこう）は、静岡県沼津市にある私立小学校です。1972年に日本で初のオープンプランスクール（教室や廊下の仕切りや壁が取り払われ、開放的になっている建築様式）として開校され、子ども一人ひとりの個性を尊重した授業に取り組んでいる由緒正しい小学校となっています。
静岡県に住んでおり、小学校受験を考えている家庭のなかで、加藤学園暁秀初等学校の受験を検討している家庭は多いのではないでしょうか？しかし、倍率や偏差値はどのくらいか、口コミ・評判はどうなのかなど、わからないことが多いと不安になってしまうでしょう。
本記事では、加藤学園暁秀初等学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費など、受験を検討している人たちが知りたい情報を詳しく解説します。受験を検討している家庭の親御さんは、ぜひ参考になさってみてくださいね。
加藤学園暁秀初等学校は、静岡県沼津市にある私立小学校です。まずは学校の基本情報について解説します。
| 住所 | 〒410-0022 静岡県沼津市大岡自由ヶ丘1979 |
| 創設者 | 加藤 正秀 |
| 学校長 | 加藤 奈都子 |
| ホームページ | http://www.katoh-net.ac.jp/Elementary/ |
| クラス | オープンプランクラス イマージョンプログラムクラス |
| TEL | 055-922-0720 |
在学している生徒は静岡県東部からの通学者が多いですが、静岡県西部や東京都、神奈川県から通学している生徒もいます。
下校時は路線バスを利用したスクールバスがあり、加藤学園前のバス停から沼津駅方面と三島駅方面へ向かう便が用意されています。また、御殿場線を利用する生徒（希望者）は、朝の登校時に大岡駅から初等学校まで直通のスクールバスが利用可能です。
| 校訓 | 「21世紀に生きる 創造性豊かな たくましい人間づくり」 |
| 指導方針 | 1.21世紀に生きる個性尊重の教育 2.国際社会に生きる英語教育･English Immersion Program 3.情報社会に生きるコンピュータ・リテラシー教育 4.優秀児を足踏みさせない英才教育 5.専科教師による芸術（音楽・図工）・英語教育 6.徹底した個別指導と充実した補習教育 7.暁秀中学・高等学校につながる教育 |
| 目標 | ・一人ひとりを大事に育てる個性化教育の徹底により、自主自立の精神をもった子の育成 ・相手のことを思いやり、人の心の痛みがわかり、美しさに感動する心をもった情感豊かな子の育成 ・基礎学力を基本に、知的好奇心を持ち続け、自ら問題解決を図ろうとする子の育成 |
加藤学園暁秀初等学校は、日本で初のオープンプランスクールとして開校しました。オープンプランスクールとは、教室や廊下の壁が取り払われ、開放的になっている建築様式のことです。壁を取り払うことで子どもたちの心の壁も取り払い、子どもたちが最大限可能性を発揮できる教育環境を作り出すことを目的としています。
加藤学園暁秀初等学校の倍率や偏差値は、非公開となっており情報がありませんでした。
ただし、同じ加藤学園の加藤学園暁秀中学校は、一般選抜で1.0倍、特別選抜で1.5倍の倍率となっており、おおよそ同等の倍率だと推察されます。
また、偏差値も加藤学園暁秀中学校・高等学校は情報があり、中学校は48〜55、高等学校は56〜60の偏差値となっています。
日本で初のオープンプランスクールを導入して、生徒の可能性を引き出す教育をおこなっている小学校ですが、実際の口コミや評判はどうなのでしょうか？インターネット上の口コミや評判をチェックしてみましょう。
国際色豊かな校風で独自の教育をおこなっている点が魅力的だとよい口コミや評判が上がっていました。一方で、これは加藤学園暁秀初等学校に限ったことではありませんが、私立小学校ということもあり学費の面で高いと感じる人も一定数いらっしゃるようです。
加藤学園暁秀初等学校の学費は以下の料金が必要となります。
| 入学金 | 1･2年生：200,000円3･4年生：150,000円5年生：100,000円 |
| 授業料（月々） | 42,500円 |
| 施設費（月々） | 1,900円 |
| ふじの会会費（月々） | 500円 |
| 後援会会費（月々） | 一口（200円）以上 |
イマージョンプログラムクラスについては、「イマージョン維持費」として30,000円（月々）が別途必要となるようです。また、兄弟姉妹が加藤学園の各校に在学する場合は、弟妹に授業料減額の特典があるため、随時確認するとよいでしょう。
加藤学園暁秀初等学校は「21世紀に生きる個性尊重の教育」を指導方針に掲げ、特色ある教育環境を作っています。ここからはクラスや教育の特徴について解説します。
加藤学園暁秀初等学校は「オープンプランクラス」と「イマージョンプログラムクラス」の2つのクラスに分かれています。
オープンプランクラスでは、子どもの発達段階にあった「具体操作」活動をおこなうことで、子ども一人ひとりの個性を尊重した子ども中心の授業をおこなっています。具体操作とは、具体的な物事に対して「どうすればできるようになるのか？」「さらに上達するためにはどうすればいいか？」など自分たちで思考することをいいます。このような経験を子ども達にしてもらうためのクラス作りに尽力し、教育をおこなっています。
イマージョンプログラムクラスでは、日本語と英語の両方を習得し、同時に学力もつけることを目的としたクラスとなっています。英語をただの教科として教えるのではなく、学校生活の50％以上を英語で過ごすことにより、言語を自然に身につけるとともに、異文化理解を深めることを目指しています。
加藤学園には中高一貫校があり、暁秀中学校への進学が可能になっています。ただし、暁秀中学校に進学する際は受験に合格する必要があります。
初等学校ではこの受験対策のために、希望者を対象に週1回の個別学習指導を放課後に実施しています。この指導では、各自のペースに合わせたテキスト学習が進められます。オープンプランクラスでは「ブルドッグプラス」という名称で1〜6年生を対象、イマージョンプログラムクラスでは「Evening Study」という名称で5〜6年生を対象としておこないます。また、6年生では年3回の外部模試の実施や、暁秀中学校の過去問題に取り組むことで、入試本番に向けて準備を進めます。
中学校に進学する際の受験が「受かるか心配」という方もいらっしゃるかもしれませんが、初等学校でのサポートが充実しているので安心です。
加藤学園暁秀初等学校は「パンダクラス」と呼ばれる学童保育が整備されています。1〜3年生を対象とし、授業日の月～金に午後6時まで利用することが可能です。年間契約から日契約までおこなうことができるので便利な学童保育となっています。
受験選考内容は、個別検査・適性検査と面接があります。詳しい選考内容は明らかにされていませんが、ホームページには「入学してから本初等学校の教育に適応する力があるかを調べるために行うもの」と記載があるので、一般教養を問われるペーパーテストや行動を観察される試験などが実施されると推察できます。
学習に関して不安であれば、小学校受験専門の幼児教室を活用するのがおすすめです。
小学校受験を考えている家庭のなかには、「共働きのため家庭学習を見てあげる時間が十分に取れない」といった家庭も少なくないでしょう。そんな時に役に立つのが幼児教室です。小学校受験を見据えた学習サポートはもちろん、学習習慣づくりのサポートや受験合格につなげるための計画立案、子どもや両親の悩み解決などもおこなってくれます。
また、さまざまな小学校の試験の傾向を把握しているため、その傾向にあわせた学習を実施できます。加藤学園暁秀初等学校の受験に向けた家庭学習をしようと思っても、「本当にこの傾向で正しいのか？」と不安になってしまうこともあるかもしれません。しかし、幼児教室は受験のプロなので、多くの情報から小学校の試験の傾向を把握しています。信頼できる情報で受験対策がおこなえるので安心です。
一人ひとりにあった学習・サポートをしてくれるので、ぜひ活用してみましょう。
本記事では、加藤学園暁秀初等学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費など、受験を検討している人たちが知りたい情報を詳しく解説しました。加藤学園暁秀初等学校は、子ども一人ひとりの個性を尊重した授業に取り組んでいる由緒正しい小学校です。優秀な学校なので受験対策は簡単ではありませんが、きちんと傾向を考えた学習をおこなっていくようにしましょう。
