2024.5.26
私立小学校は学校法人が運営している小学校です。それぞれ独自の教育方針を定めており、力を入れている分野は異なります。
通学にかかる費用は公立小学校と比べるとかなり高額ですが、それに見合うだけのメリットがたくさんあります。
この記事では、私立小学校の費用や特徴、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
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私立小学校とは学校法人が運営している小学校です。
各学校で独自の教育方針を定めているため、均等な教育が求められる公立学校とは学習内容が大きく異なります。お子さんに合った学校を選ぶのが、個性や特技を伸ばすポイントです。
しかし私立小学校は、公立小学校より費用が高いという難点もあります。公立小学校では、義務教育のため「授業料」と「教科書代」が無条件で免除されますが、私立小学校はすべて自己負担です。
私立小学校の費用を以下の表にまとめました。
受験料 | 平均:約1万67,000円 |
入学金 | 平均:約9万5,000円 |
入学時納付金 | 平均:約7万9,000円 |
学費 | 年間平均:35万円 |
教育費 | 年間平均:10万2,000円 |
給食費 | 年間平均:6万8,000円 |
諸経費 | 年間平均2万9,000円 |
年間合計 | 平均:約54万9,000円 |
※令和6年時点の静岡県内に設置されている私立小学校の費用を基に算出
公立小学校では無償な入学金や授業料も、私立小学校では高額の傾向があります。それに加え、受験料もかかるため、費用はさらにかさみます。
私立小学校は高額な費用がかかりますが、それに見合うだけのメリットがたくさんあるのです。大きく3つに分けて解説していきます。
教育カリキュラムが充実しているため、お子さんが望む学習内容やご家庭の教育方針を考慮して選択可能です。「国際教育」や「プログラミング教育」など、学校によって力を入れている学科は異なるため、選択したものをとことん学べます。
なかには中学校から大学までの一貫校もあるため、受験勉強に追われることなくひとつの学業に集中したいお子さんにおすすめです。
また、私立小学校は公立小学校とは違い教員の異動がありません。そのため、時間をかけて信頼を築き上げてきた教員たちと、安定した環境で学べるのもメリットのひとつです。
教室には冷暖房が完備されているうえ、公立小学校にはない「テニスコート」や「茶華道室」といった専門のスペースが設けられている学校も多数あります。
私立小学校は公立小学校に比べて、いじめ問題などが少ない傾向があります。
誰でも入学できるわけではなく、受験を経て選抜された教育の行き届いた子供達が入学するため、育ちの良い友人に恵まれる可能性が高いのもメリットのひとつです。
また、入学する子供達は同じ分野の学習を目的としているため、価値観も近く切磋琢磨しながらお互いを高め合えます。
私立小学校に通う子供の保護者は、教育熱心な方が多いのが特徴です。
保護者同士の価値観が近いため話が合い、それによって子供同士の関係も築きやすくなります。
ここまで、私立小学校の特徴や費用、進学するメリットをお伝えしてきました。お子さんが私立小学校に進学するにあたって、メリットだけでなく不安な面も考慮する必要があります。私立小学校に通うにあたっての不安面を5つ解説します。
私立小学校に通うにあたって無視できないのは、高額な費用の問題です。1年間に総額「約55万円」費用が発生し、そのうち「約35万円」は授業料です。
公立小学校の授業料は、無条件ですべての子供が無償ですが、私立小学校は自己負担する必要があるため費用がかさみます。
授業料などの学校内での活動費に加えて、塾や習い事の学校外活動費もするのであればさらに高額になります。学校に費やす金額が大きいため、塾や習い事を制限しなければならない場合もあるでしょう。
そのほかにも日常生活で節約などの、家計を見直す必要性が出てきた際に、お子さんに我慢を強いる可能性もあります。
そうならないためにも、私立小学校に入学させる際は金銭面の不安がないかを考慮して決断しましょう。
私立小学校に通う際には、公共機関を利用する場合が多いです。自宅から学校まで電車やバスを乗り継ぎ、通学だけで1時間ほどかかる場合もあります。そのため、朝の早起きや自宅から学校までの体力を考慮すると、授業の前に疲れてしまう可能性があります。
それだけでなく、小学生にとっては長い道のりになるため、保護者側も以下のような不安や心配が絶えません。
上記のような心配を少しでもやわらげるために、通学の練習やあらゆる事態にそなえたシミュレーション、困ったときは駅員に声をかけるなどの練習を事前にお子さんとおこないましょう。
私立小学校は家庭内環境などが似た子供達が集まります。そのため、考え方の幅や視野が狭まってしまう可能性があります。
また、私立小学校に通う子供は、競争心が強い子が多い傾向があります。お互いに競争心をもって高め合うのが理想的ですが、気持ちが入り過ぎて間違った感情に進んでしまうとトラブルにつながる可能性があります。
そうならないためにも、日常生活で親御さんがお子さんを正しい思考に導くことがなによりも大切です。
私立小学校に通っている子供のなかには、習い事と学校の両立に苦戦している子もいます。学校の宿題と習い事の勉強の両立が難しいのです。
また、受験のためには日々の勉強が欠かせないうえ、学科によっては運動や工作などの対策も必要です。その場合親御さんもお子さんにつきっきりになるため、あらかじめ想定したスケジュールを組みましょう。
子供を私立小学校に通わせる際にあたって、保護者同士の付き合いにも不安要素は多数あります。
私立小学校の保護者同士の付き合いは、なによりお金がかかります。食事や旅行といった娯楽の付き合いもあるため、金銭的な余裕が必要です。
また、子供達だけで遊びに行く場合でも、小学生だけで遊ぶにしては高価な場所を選ぶ傾向があります。そういった保護者達はそもそも「金額が高い」と感じていない場合が多いため、金銭感覚のズレから話が合わないなどのストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
私立小学校は、各学校でさまざまな分野の教育をしているのが特徴です。
たとえば「英語」の分野であれば低学年から英語の歌に触れたり、外国人講師と休み時間も一緒に行動したりして英語を身近に感じられる環境を作っています。
そのほかにもICT機器を使用する授業もあり、未来型の機器が搭載されているなど公立小学校では体験できない授業を受けられるのもメリットです。
また、労働の見学に行く体験をして、体験したことを実際にやってみるという学習を取り入れている学校もあります。これにより「協調性」や「自分から率先して行動する」ことの育成に繋がります。
ここまでは私立小学校について詳しくお伝えしてきました。しかし、小学校は私立だけでなく国立や公立もあります。小学校を決めるポイントを4つ解説します。
小学校を検討する際は、家族でしっかり話し合いましょう。
まず「どうしてその小学校がよいのか」理由を明確にして、習い事や勉強の時間配分や、通学の際の交通手段などを決めておくとイメージしやすいでしょう。
また、小学校に通うお子さん本人の意思を尊重しましょう。受験の準備はお子さんにとって長い道のりです。そのため、明確な目標がないとお子さんは「ツライ」と感じてしまい、挫折する可能性もあります。
小学校を決める際は、とくにお子さんと良く話し合い選択しましょう。
私立小学校は公立小学校よりもはるかに高額です。「入学してから費用を支払うのが厳しくなった」となると、退学や転校も視野にいれなければなりません。
そのため、受験料や授業料などすべてにかかる金額を把握し、そのうえで日常生活に支障はないかをあらかじめ確認しておきましょう。
私立小学校の受験までのスケジュールは、思った以上にハードです。説明会や授業体験などのほかにもさまざまな行事があります。
そのため、保護者の負担がどちらかだけに偏ってしまわないよう、スケジュール調整できるか確認しましょう。
小学校受験に向けた準備は、1年前から始める家庭が多い傾向があります。小学校受験では、家族との日常生活のさまざまな体験が受験の準備になります。
例えば「数を正確に数える」「話を記憶する」といった問題は日々回数を重ねないと難しい問題です。そういったことを考慮すると、1年ほど準備期間を設けるのが賢明でしょう。
また、受験問題に季節に関わる問題が出される場合もあるため、1年前からだと「四季を体感できる」などの理由もあります。
私立小学校ではそれぞれ独自の教育方針を定めているため、均等な教育が求められる公立小学校とは学習内容が大きく異なります。お子さんに合った学校を選ぶと、個性や特技を伸ばす最善の選択になるでしょう。
しかし公立小学校より高い費用がかかるのが難点です。公立小学校では無償の授業料や教科書代も高額です。加えて受験料もかかるため、さらに費用はかさみます。
また、学習環境や設備が整っているのはメリットですが、お子さんと親御さんの交友関係には不安な面もあります。
小学校を決める際には家族、とくにお子さんとよく話し合いましょう。受験の準備は約1年と長い道のりになるため、明確な目標がないとお子さんが挫折するリスクがあります。
経済面に不安がないかや受験までのスケジュール調整ができるかなど、夫婦でよく話し合い、どちらか一方に負担が偏らないようにしましょう。
その学校に通うメリットではなく、不安な面に対応できるかをよく考え、選択するのをおすすめします。
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