2024.11.8
東海大学付属静岡翔洋小学校は、静岡県静岡市清水区にある私立小学校です。週6日制を採用して豊富な授業時間を確保し、学力の定着と向上につとめる教育をおこなっています。しかし、ただ授業時間が多いというわけではなく、環境教育や英語教育などさまざな学びを体験できる環境が整っているといえるでしょう。
本記事では、東海大学付属静岡翔洋小学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費などについて解説します。受験を検討している家庭の親御さんは、ぜひ参考になさってみてくださいね。
まずは東海大学付属静岡翔洋小学校の基本情報について解説します。
住所 | 〒424-0902 静岡県静岡市清⽔区折⼾3-20-1 |
法人名 | 学校法人東海大学 |
学校長 | 江崎 雅治 |
ホームページ | https://www.shizuoka-shoyo.tokai.ed.jp/ele/ |
TEL | 054-334-2408 |
東海大学付属静岡翔洋小学校に在学している生徒は基本静岡市内からの通学者が多いですが、遠いところだと富士市や焼津市から来る生徒もいるようです。
生徒の通学便宜を図るために6台のスクールバスを準備しており、さまざまな方面の登校・下校をサポートしています。卒業児童と入学児童の変動によってコース内のバス停が増減することはありますが、既存のコースを基本に年度ごとにバス停を設定するので、安心して子どもを学校に通わせられます。スクールバスは登録料として年間1,000円を支払えば利用できるので、家庭の負担も少ないでしょう。
教育の指針 四カ条 | 若き日に 汝の思想を培え若き日に 汝の体軀を養え若き日に 汝の智能を磨け若き日に 汝の希望を星につなげ |
教育目標 | 自立できる子ども |
※引用:学校紹介|東海大学付属静岡翔洋小学校
1967年4月に東海大学の付属小学校として開校し、50年以上の歴史がある由緒正しい小学校です。4つの指針をもとに教育をおこない、「自立できる子ども」の育成を掲げています。
週6日制を採用して豊富な授業時間を確保していますが、ただ授業時間が多いというわけではありません。東海大学海洋学部と連携して「環境・理科教育」をおこなったり、小学校低学年から「英語教育」にふれさせたりなど、さまざまな学びを体験できる環境を整えています。多くの体験や学びをすることで、好奇心旺盛な子どもたちが育成されていくでしょう。
東海大学付属静岡翔洋小学校の倍率や偏差値は情報が公開されていませんでした。
ただし、東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部は1.11倍、東海大学付属静岡翔洋高等学校が1.77倍の倍率となっており、おおよそ同等の倍率だと考えられます。
また、偏差値も中学校と高校は情報があり、東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部は52、東海大学付属静岡翔洋高等学校は49〜52の偏差値となっています。
子どもたちがさまざまな経験をできる教育体制の東海大学付属静岡翔洋小学校ですが、実際の口コミや評判はどうなのでしょうか?インターネット上の口コミや評判をチェックしてみましょう。
※引用:東海大学附属静岡翔洋小学校口コミ
教員の子どもへの関わり方や教育方法が魅力的だとよい口コミや評判が見られました。東海大学付属静岡翔洋小学校は、小学校には珍しい「教科担任制」を採用しています。社会、理科、音楽、図画工作、体育、英語などの教科は、専門知識を身につけた教員が指導するので、より深く充実した学習がおこなえます。このような充実した教育が、よい口コミ・評判につながっているようです。
一方で、これは東海大学付属静岡翔洋小学校に限ったことではありませんが、学費が高い・アクセスが悪いと感じる方も一定数いるようです。
東海大学付属静岡翔洋小学校の学費は以下の料金が必要となります。
入学金 | 50,000円 |
授業料(月々) | 10,000円 |
教育運営費(月々) | 5,000円 |
施設費(月々) | 5,000円 |
給食費(月々) | 5,700円 |
積立金(月々) | 1,000円〜 (学年によって金額が異なる) |
学年費(月々) | 750円 |
私学協会費(月々) | 250円 |
PTA会費(月々) | 2,100円 |
スクールバス登録料(年間) | 1,000円 |
※参照:入学案内|東海大学付属静岡翔洋小学校
東海大学付属静岡翔洋小学校は「自立できる子ども」を教育目標に掲げ、特色ある教育環境を作っています。ここからは具体的な教育の取り組みを解説していきます。
先ほども触れましたが、東海大学付属静岡翔洋小学校は週6日制を採用して、豊富な授業時間を確保しています。多くの時間を確保し、知識の定着に必要な反復学習と、多様な発展した学習・体験をおこない、学力の定着と向上につとめる教育をおこなっています。
また、子どもたちのよりより学校生活のために、教育相談室(スクールカウンセラー)を設置しています。子どもの些細な悩みや困りごともスクールカウンセラーが相談に乗ってくれます。
キャンパス内には東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部があり、必要要件を満たせば校長の推薦により進学することが可能です。ただ強制というわけではなく、個々の将来を見越したうえで進路選択をおこなうので、本人も納得のうえで本人にあった進学先に対応しています。
東海大学付属静岡翔洋小学校は、「環境・理科教育」や「英語教育」など、さまざまな学びを体験できる環境を整えています。
環境・理科教育 | 食農教育:作物を自分で育てて収穫する(米や麦など) 海洋教育:東海大学海洋学部との連携で、魚の解剖をおこなったり、大学施設を利用した水理実験をおこなったりする |
英語教育 | 英語の朝学:毎週土曜日の朝学で、東海大学独自教材を使って英単語の学習を楽しくおこなう ハワイ英語研修旅行:米国ハワイ州オアフ島にある東海大学の教育施設に滞在し、英語を使った異文化体験をおこなう |
ICT教育 | アプリケーションを使った学習:音楽アプリを使用してグループで楽曲(音楽)、アニメ作成アプリで動きを表現(図画工作)などを実施 |
多種多様な発展した学習・体験をおこなうことで、子どもたちの好奇心が育成されていくでしょう。
同じキャンパス内に、幼稚園から中学・高校・大学まで揃っており、幅広い年齢の児童・生徒・学生が通っています。その特色を活かして、同じキャンパス内の大学生が体育の授業をサポートしてくれたり、体育科の教授が指導してくれたりなど、幅広い年代の人々と関わる機会を作っています。さまざまな教科で専門的な授業や多くの人と関わる体験をすることが可能です。
東海大学付属静岡翔洋小学校では「おれんじくらす」と呼ばれる学童保育があります。全学年対象とし、18:30まで利用することが可能です。1日500円(長期休暇中1日1,000円)で利用できるので、負担も少ない便利な学童保育となっています。
受験選考内容は、「個人面接(園児・保護者)、諸検査、集団行動等」と募集要項に記載があります。一般教養を問われるペーパーテストや行動を観察する試験などを実施し、選考していくと推察されます。
学習に関して不安であれば、小学校受験専門の幼児教室を活用するのがおすすめです。
小学校受験を見据えた学習サポートはもちろん、学習習慣づくりのサポートや受験合格につなげるための計画立案、子どもや両親の悩み解決などもおこなってくれます。
また、東海大学付属静岡翔洋小学校の受験に向けた学習を家庭内でしようと思っても、「本当にこの勉強方法であっているのか?」とわからなくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、幼児教室は受験のプロなので、多くの情報から試験の傾向を把握しています。信頼できる情報から受験の対策ができるので安心です。
一人ひとりにあった学習・サポートをしてくれるので、ぜひ活用してみましょう。
本記事では、東海大学付属静岡翔洋小学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費などについて詳しく解説しました。東海大学付属静岡翔洋小学校は、「自立できる子ども」を教育目標に掲げ、特色ある教育環境を作っています。週6日制やさまざまな学習・体験の実施をおこなうことで、子どもたちは好奇心旺盛に「学びたい」という気持ちで学校生活に取り組めるでしょう。優秀な学校なので十分な受験対策をおこなう必要がありますが、傾向を考えて学習を実施しましょう。