2025.1.26
常葉大学教育学部附属橘小学校は、静岡県静岡市葵区にある私立小学校です。1クラス20人程度の少人数編制や教科担任制など、丁寧な学習指導ができる環境を展開しています。また、読書指導や英語教育、オーケストラ学習など、子どもたちがさまざまな能力を伸ばせるように多様な取り組みをおこなっています。
静岡県に住んでおり、小学校受験を考えている家庭のなかで、常葉大学教育学部附属橘小学校の受験を検討している家庭は多いのではないでしょうか?しかし、倍率や偏差値はどのくらいか、口コミ・評判はどうなのかなど、受験に備えて情報を集めておきたいですよね。
本記事では、常葉大学教育学部附属橘小学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費などについて詳しく解説します。
まずは常葉大学教育学部附属橘小学校の基本情報について解説します。
住所 | 〒420−0911 静岡県静岡市葵区瀬名1丁目22番1号 |
法人名 | 学校法人常葉大学 |
学校長 | 粉川 克彦 |
ホームページ | https://www.tokoha.ac.jp/fuzoku/ |
TEL | 054-263-1080 |
在学している生徒は、約9割が静岡市内から通学しています。ただし、JRを利用して、西は掛川・島田・焼津・藤枝、東は富士・富士宮からも通学している生徒もいるようです。
生徒の通学便宜を図るため、8台のスクールバスを運行し、静岡市内をくまなく回っています。約8割の生徒が利用しており、JR東静岡駅、草薙駅、清水駅にもスクールバスが停まるので遠方からの通学も可能です。
「朝は保護者の送迎で、帰りはスクールバス利用」など家庭の都合に応じて対応も可能となっています。
建学の精神 | より高きを目指して |
教育目標 | 未来を切り拓く「生きる力」を育てる |
重点目標 | 確かな学力豊かな心たくましい心身 |
信条 | いつでも どこでも 三方よし |
常葉大学教育学部附属橘小学校は、1978年に常葉大学教育学部の附属小学校として開校し、約45年の歴史がある由緒正しい小学校です。
「未来を切り拓く『生きる力』を育てる」を教育目標に掲げ、定期的な英語授業、タブレットを用いた情報教育など、特色ある授業を展開しているのが特徴です。学びの基礎基本はもちろん、子どもたちの知的好奇心を育むような授業をおこなっています。
常葉大学教育学部附属橘小学校の倍率や偏差値は情報が公開されていませんでした。
ただし、系列校の常葉大学附属橘高等学校・常葉大学附属常葉高等学校・常葉大学附属菊川高等学校の倍率・偏差値は情報がありました。以下のような倍率・偏差値となっており、おおよそ同じくらいだと推測できます。
学校名 | 倍率 | 偏差値 |
常葉大学附属橘高等学校 | 0.56倍 | 44〜56 |
常葉大学附属常葉高等学校 | 2.25倍 | 44〜46 |
常葉大学附属菊川高等学校 | 2.81倍 | 44〜57 |
実際の口コミや評判はどうなのでしょうか?インターネット上の口コミや評判をチェックしてみましょう。
※引用:みんなの小学校情報|常葉大学教育学部附属橘小学校 口コミ
教育方法や教員の子どもへの関わり方などに関して、よい口コミ・評判が多く見受けられました。校長をはじめとして、方針の「三方よし」が学校全体で実践されているようです。また、英語教育や情報教育など、さまざまな学習がおこなえることも魅力的という口コミも見られました。
一方で、これは常葉大学教育学部附属橘小学校に限ったことではありませんが、学費が高い・アクセスが悪いと感じる方も一定数いるようです。
学費は以下の料金が必要となります。
◼︎入学時納入金
入学金 | 50,000円 |
学園振興施設費 | 30,000円 |
PTA入会金 | 5,000円 |
◼︎納入金(月額)
授業料 | 30,000円 |
給食費 | 5,600円 |
学年費 | 1,000円 |
PTA会費 | 1,500円 |
後援会費 | 1,200円 |
校外活動費 | 2,800円 |
※スクールバス利用者は、維持費協力金の負担あり
常葉大学教育学部附属橘小学校はさまざまな教育の取り組みをおこない、子どもたちが知的好奇心を育める環境を作り出しています。ここからは常葉大学教育学部附属橘小学校の教育の取り組みを解説します。
1クラスは20人程度の少人数編制で、生徒一人一人に丁寧な学習指導をおこなっています。学びの基礎基本を徹底するのはもちろん、子どもたちが自ら学べる環境作りを大切にし、質の高い授業を実施しています。
また、英語や書写、音楽などは専門の指導者から学べる「教科担任制」をおこなっており、より質の高い授業を実施しています。
1年生から定期的な英語の授業がおこなわれ、1年生から4年生は週2時間、5・6年生は週3時間、外国人教師と日本人の授業できめ細かい英語指導がおこなわれます。ただ英語を学ぶだけでなく、英語によるコミュニケーション活動や、英語の絵本を使ったリーディングなど、楽しみながら英語を学ぶことが可能です。
また、姉妹校提携を交わしているオーストラリアのエマニュエル・アングリカン・カレッジに、ホームステイができる体験もおこなっています。
週に1時間情報教育の授業をおこない、時代にあった教育を実施しています。生徒たちには1人1台iPadが準備されており、情報活用能力や情報モラルを学びます。プログラミング授業も設けられているため、これからの時代を生きる力が磨かれるでしょう。
常葉大学教育学部附属橘小学校の特徴として、オーケストラ学習があります。入学と同時に「楽譜を読む学習」と平行してヴァイオリンかチェロを学び、3年生から管・打楽器が加わりオーケストラ編成の学習が始まります。
単純に音楽を学ぶだけでなく、感性を磨いたり、仲間との協調性を育んだりするために学びの一環として取り入れられています。
児童一人一人のサイズにあった楽器を学校ですべて準備してくれていますので、個人で購入する必要はありません。
学年ごとに体験活動や社会科見学も実施しています。集団行動を学んだり、地域社会の一員として生きる力を身につけたりして、一人の人間としてよりよく生きていくカを育んでいけるでしょう。
体験活動や社会科見学は、臨海学校や林間学校、工場見学、研究を兼ねた地域探検など、さまざまな活動がおこなわれています。
常葉大学教育学部附属橘小学校では「放課後児童クラブ(ASクラブ)」と呼ばれる学童保育があります。
1年生〜4年および5年生以上の兄弟姉妹を対象とし、授業日の月〜金に放課後〜18:00で利用することが可能です。家庭の事情で放課後に子ども1人になってしまう場合でも、家庭に代わって安心できる居場所を提供してくれます。
また、夏休みのような長期休業中も開設しています。
受験選考内容は、「適性試験、身長・体重測定、面接、行動観察を実施する」と公式サイトに記載がありました。適正試験では、指示の通りに数を数えたり、線を引いたりなどの知的検査がメインとなるようです。単純な読み・書きが必要というよりは、正確に指示を聞くことができるか、出された指示に対して正確に行動できるかなどが重要です。
学習に関して不安であれば、小学校受験専門の幼児教室を活用しましょう。
小学校受験を見据えた学習サポートはもちろん、学習習慣づくりのサポートや受験合格につなげるための計画立案、子どもや両親の悩み解決などもおこなってくれます。
また、常葉大学教育学部附属橘小学校の受験に向けた学習を家庭内でしようと思っても、「本当にこの勉強方法であっているのか?」とわからなくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、幼児教室は受験のプロなので、多くの情報から試験の傾向を把握しています。信頼できる情報から受験の対策ができるので安心です。
一人ひとりにあった学習・サポートをしてくれるので、ぜひ活用してみましょう。
本記事では、常葉大学教育学部附属橘小学校の基本情報や倍率・偏差値、口コミ・評判、学費などについて詳しく解説しました。常葉大学教育学部附属橘小学校は、1クラス20人程度の少人数編制や教科担任制、定期的な英語授業、タブレットを用いた情報教育など、特色ある教育を展開しています。優秀な学校なので受験対策はかんたんではありませんが、家庭での取り組みを充実させて受験に臨みましょう。