2024.6.16
これまで特別な家庭だけが取り組むと思われていた小学校受験ですが、近年では一般的な家庭でも小学校受験をすることが増えてきました。特に最近では、共働き世帯の子どもが受験するケースが増えています。
今までは「共働き世帯は受験に不利」「両親の負担が大きすぎる」と考えられていましたが、時代の変化や共働き世帯を受け入れる学校側の体制の変化などによって、その考えは大きく変わってきています。本記事では、共働きの小学校受験で大変なことや心構え、共働きでも小学校受験をクリアするポイントについて解説します。
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近年、首都圏を中心に小学校受験が増加しています。2024年度の入試では、定員数に対して志願者数の倍率が約10倍にものぼる小学校も少なくありません。以下は、首都圏市立小学校の志願者数ランキングを一部抜粋したものです。
学校名 | 定員数 | 志願者数 | |
---|---|---|---|
1 | 慶應義塾幼稚舎 (渋谷区) | 144 | 1,532 |
2 | 慶應義塾横浜初等部 (横浜市) | 108 | 1,429 |
3 | 早稲田実業学校初等部 (国分寺市) | 108 | 1,150 |
4 | 東京農業大学稲花小学校 (世田谷区) | 72 | 879 |
5 | 昭和女子大学附属昭和小学校 (世田谷区) | 96 | 862 |
参照:2024年度 首都圏私立小学校【志願者数】ランキング!(男女合計編)|お受験じょうほう
今までは一部の特別な家庭が取り組むイメージがありましたが、人生の選択肢の1つとして取り組むことが一般的になってきているようです。
最近では、共働き世帯の子どもが受験するケースが増えています。共働きの増加で経済的に私立に通わせられる家庭が増えたこと、少子化で子どもにかける教育費が増加したことなどが要因として考えられます。
また、学校側の体制も、共働き世帯を受け入れるために変化してきています。一般的に私立小学校では、公立小学校のように給食提供が当たり前ではありません。しかし最近は、栄養バランスの取れた給食を提供してくれる私立小学校も増えてきています。他にも、学内学童の整備や学童内で音楽やスポーツなどの習い事を実施できるサポートなど、共働き世帯を支えるための体制を整えてくれているのです。
このような学校側の体制整備から、共働き世帯でも無理なく子どもたちを通わせられる小学校を選んで、小学校受験に取り組むようになってきています。
共働きの世帯でも小学校受験をするのは一般的なことになりつつありますが、いざ実際に取り組むとなるとやはり大変なことは多いです。ここからは、共働きの小学校受験で大変なことについて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
小学校受験に取り組むためには、多くの準備をする必要があります。例えば、以下のような準備が必要となるでしょう。
働くパパやママは毎日時間に追われているなかで、これらの準備を着々と進めていかなければなりません。そこで時間を捻出するかを考え、早めに準備していくことが非常に重要です。
共働きの小学校受験では、両親のスケジュールの管理や調整がかなり大切です。
例えば、小学校受験専門の幼児教室に通わせるのであれば、授業や模試を想定してスケジュールを組んでおく必要があります。また、場合によっては幼児教室の送り迎えも必要となるでしょう。
自分たちの仕事の時間や家事の時間なども含めたうえで、子どもの小学校受験のために必要な時間も管理し、それに伴った調整をしていかなければなりません。子どもの小学校受験のために必要な時間ありきでスケジュールを組んでいくため、緻密な管理・調整が必要となるでしょう。
親が子どもに付きっきりで一緒に勉強に取り組むスタイルは、小学校受験に取り組む家庭がよくおこなう方法です。しかし、長時間付きっきりだと、家事や他のしなければいけないことが全くできません。
また、下の子がいる家庭はお世話ができなくなってしまうこともあるでしょう。子どもの勉強のサポートをしてあげたいのはもちろんですが、他のやらなけれないけないことができなくなってしまうので、何か対策をとることが必要となるでしょう。
共働きでの小学校受験は、やはり簡単なことではありません。しかし、子どもの人生のために小学校受験を選択したのであれば、家族全体で乗り切っていく必要があります。ここからは、共働きの小学校受験の心構えについて解説します。
小学校受験を選択したのであれば、家族全体で乗り切ることが大切ではありますが、第一に無理のない学校選択をすることが大切です。
例えば、入学費用や入学してからかかる費用、登下校にかかる時間、学校行事の頻度、放課後の過ごし方など、全てを考慮したうえで無理のない選択をしていくのがよいでしょう。小学校受験は「合格したからよかった」ではなく、その後の6年間が重要となります。子どもが無理なく通えること、また両親たちも無理なくサポートできることを第一に考えて、小学校を選んでいきましょう。
共働き世帯は、自分たちの仕事の時間や家事の時間なども含めたうえで、小学校受験に取り組まなければなりません。そのため、物理的に時間が足りないケースも発生します。そのため、「専業主婦世帯と比べると全然勉強できていないのではないか」「他の家庭はもっと勉強に取り組んでいるのではないか」と不安になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、これは仕方のないことなので、他の家庭とは比べないのが一番です。限られた時間の中でどのように受験に取り組むか、時間が足りない中でなにか活用できるものはないかなど、自分たちにできることを考えていくようにしましょう。
共働きでも小学校受験をクリアするためには、なにより両親のサポートが必要です。とはいえ、無理をして身体を壊したり、家庭全体が疲弊してしまったりするのは避けたいものです。ここからは共働きでも小学校受験をクリアする4つのポイントについて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
共働きで小学校受験に取り組む際は、家族全体で協力できるようにしておきましょう。両親のどちらか1人だけ頑張るという体制では、身体的にも精神的にも限界があります。
両親のスケジュールを管理・調整し、家族全体で小学校受験をクリアする体制を整えましょう。どうしても家庭内だけでサポートが難しい場合は、自分たちの両親にお願いしたり、家事代行サービスを使って負担を減らしたりなど、時間を作る工夫をしましょう。
小学校受験は、努力する子供もそれをサポートする親も、両方疲弊してしまうことがあります。もちろん合格のために頑張ることは必要ですが、子も親もモチベーションを保つ工夫をすることが重要です。
例えば、週1日は子どもと一緒にどこかお出かけしてリフレッシュしたり、何もせずにゆっくりする日をつくったりなど、自分たちのモチベーションを保てるようなことをするとよいでしょう。無理をして身体を壊したり、家庭全体が疲弊してしまったりするのは、避けるようにしましょう。
無理をするのは禁物ですが、やはりやるべきことを明確にしておくと実際の行動もスムーズに進みやすいです。そのため、日々のスケジュールは事前に定めておいて、それを実行するようにしていきましょう。
例えば、毎日の家での学習時間も時間を定めておこなうとよいでしょう。ルーティーン化しておくことで子どももスムーズに取り組むようになります。長時間継続して勉強をおこなうことは難しいので、適度な休憩も考慮してスケジュールを組んでみてください。
スケジュールを事前に明確にすることで、今のスタイルで時間が確保できるかという点もチェックできます。もし今のままでは難しいのであれば、両親2人で話し合ったり、スケジュールを調整しあったりなどの対処もおこなえるでしょう。
子どもの学習に関して不安であれば、小学校受験専門の幼児教室を活用するのがおすすめです。小学校受験は出題される範囲が広いため、どのような学習をおこなっていけばいいか難しいです。小学校受験専門の幼児教室であれば、小学校受験を見据えた学習サポートを受けられるでしょう。また、学習だけではなく、子どもたちの学習習慣づくりのサポートや受験合格につなげるための計画立案、子どもや両親の悩み解決などもおこなってくれます。
最近では少人数制の幼児教室も増えており、一人ひとりにあった学習・サポートをしてくれるのでおすすめです。
本記事では、共働きの小学校受験で大変なことや心構え、共働きでも小学校受験をクリアするポイントについて解説しました。家族全体で小学校受験に取り組むことは大変ではありますが、工夫やポイントをおさえることで乗り越えることができます。子どもと両親でしっかりコミュニケーションをとり、できる限りの力で小学校受験に取り組んでいきましょう。
クラウンキッズは、静岡県内の国立・私立小学校のお受験対策に特化した幼児教室です。特に附属浜松小学校の合格率は3年連続100%。少人数制で一人一人に向き合い、目標に向かって挑戦し続ける強い気持ちを育てます。
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